もしもの時を考えると、連絡手段はとっても重要です。
携帯が使えない沖まで行ってみて
初めて、連絡手段がない💦ことに不安になった経験があります。
お客さんを乗せるなら、なおさら無線が必要ではないでしょうか?
ここでは無線について、わかる範囲で書いてみたいと思います。
無線って、正直、調べてみても資格も色々あって、
よくわからないというのが本当のところですが…
ボートで使用する無線を
通称「国際VHF」「マリンVHF」と言います。
「国際VHF」・・・25W 約50kmくらい
「マリンVHF」・・ 5W 約10〜30kmくらい
参照:海上における船舶のための 共通通信システムについて
これを使用するには資格が必要です。
* 第2種海上特殊無線技師(空中線電力〜50W)
* 第3種海上特殊無線技師(空中線電力5W以下)
参照:日本無線協会
トランシーバー型なら第3種でOK
固定機器なら第2種が必要です。
ただ、トランシーバー型は電波の届く範囲が
固定型より限られる感じです。
実際、あんまり繋がらないと聞いたことも….
テキストを買って、独学で試験を受ける方法もありますが
養成講座を受けて資格取得されることをお勧めします。
「無線工学」や「法規」を2日間で学びます。
正直、何言ってるのか文系の人が本当に理解するのは
結構大変なのですが、講習を受ければ
要点を理解してパスできるレベルです。
私が講習を受けた時は、すでに漁船や遊漁船で働いているなど
無線のやりとりは日常見聞きしていて
ある程度、実務や基礎知識が身についている方々ばかりで焦りました。
養成講座は受講費用(5〜6万くらい)もそれなりにかかりますが、
ほとんど100%資格取得できると思います。
養成講座はマリーナで委託してやっている場合もあるし
海上特殊養成講座などのワードで検索できます。
国際VHF・マリンVHFの使用には
資格だけではなく、無線局の登録も必要です。
トランシーバー型ならどこでも使えるわけではないので注意です。
遊漁船業務や漁業には該当しない通信方法だと思いますが
無線従事者の資格が必要ない
マリンコミュニティホーン(到達距離30kmくらい)というのもあるようです。
レンタルボートなどの事業をお考えの方や
興味のある方は、検索してみてはいかがでしょうか?
お客様が無線従事者資格を持っているとは限らないということで
大手メーカーさんのレンタルボートについているのは
この手のものかもしれません。
次回は、無線局についてなど、続きを書いてみたいと思います。
注:あまり得意なところではないので、間違った内容もあるかもしれません。
お気づきの点、コメントいただけると嬉しいです。